熱中症について
年々夏が長期化し、気温も高いままの異常な状態が続く中、当園の熱中症に対する対応等を職員間で確認し直しました。
熱中症(再確認事項)
高温環境で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調節機能が破綻することにより発症する障害の総称。重症化すると死に至ることもある。・体温が上昇するのみが熱中症ではない
・体温が下がる場合がある → 寝不足等の体調不良から脱水状態になり得る
・急な気温の上昇が、かくれ脱水を引き起こす → 体温の低下(35度台等)
・すぐに病院へ搬送することが必要
熱中症にかかりやすい人
・普段から運動をしていない人・小児
・暑さに慣れていない人
・体調の悪い人
・病気の人
対策
具体的な対応策(対策済み)
・予防のための水分補給方法の再考・うがい・手洗いの徹底(特に入室時)
・気温 湿度等の基準を引き下げる
・環境省WBGT値28で活動を切り替える(休憩、室内、木陰、水 遊び)
気温28度 湿度70%を目安にする (4月より)
・黒玉式熱中症指数計の導入 屋内外両方
・戸外遊びでも確認することができるように、屋外の日向と木 陰にも温湿度計と一緒にWBGT値の一覧表を設置
・WBGT値28以上の場合は水遊び中であっても水分補給の頻度を上げる
30分に1回 から15分に1回(声 かけと状態観察) 1回 100cc以上目安 ・経口補水液の常備 OS-1
具合が悪い場合は熱中症でなくても経口補水液をまず飲ませる 嘱託医に確認済み
・救急車の要請を早めに検討する(総務省消防庁による救急要請基準表周知済み)
治療に保護者の同意が必要となります(保護者へのお迎え要請時、必ず病院の受診を勧める)
・大型扇風機やサーキュレーターの活用とエアコンのある遊戯室の使用
・救急への通報を躊躇わない → 駿東伊豆消防へ事情説明済み(園職員へも周知済み)
今後の検討課題
・個人の水筒持参(麦茶等のミネラル補給)・エアコンの増設
・看護師の常駐
・救急法講習の全職員の定期的な再受講(前回4年前)コロナで開催未定
・徐々に暑さに慣れることができるような保育計画を再考
6歳までに汗腺を育てる(汗のかけるからだへ)
当園ではエアコンの使用を否定しているわけではありません。猛暑が毎年続く昨今、汗をかく環境が子どもの発達と今後にとってどれだけ大切かも考えます。
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